Q2
妊娠中どんどん筋肉が落ちてきたような気がするんです。”たるんたるん”というかこれはどうして？運動不足だからですかね？
A2
妊娠すると女性ホルモンの分泌が大きく変わるのですが、体をどんどん柔らかくして出産を迎えようとする「リラクシン」というホルモンがたくさん分泌されるようになります。
このリラクシンは筋肉の靭帯を緩めるホルモンですが、靭帯って骨と骨をつなぐ関節を形つくる役割があります。関節の動き、可動域を広げたり狭めたりもするんですね。
妊娠中の骨盤は赤ちゃんを産むために広がりますが、これはリラクシンの影響があります。だから妊娠中に筋肉が落ちるということは自然現象なんですよ！
でも筋肉が落ちる＝筋肉量が減るということは、疲れやすい、代謝が落ちる、血行不良になり冷えやすいなどのリスクも伴います。
また産後の体の回復が遅い、育児中は抱っこや頻繁な授乳による肩こり、腰痛、腱鞘炎、膝痛などが起こる方もいらっしゃいますが、筋肉量が少ないと悪化するリスクも高まります。
そこで妊娠中に筋肉量を落とし過ぎないことも大切です。毎日の食事と運動がサポートになりますね！
食事の栄養バランス、筋肉をつくるのはたんぱく質ですが、炭水化物+野菜+たんぱく質をバランスを考えて食べましょう。よく噛んで、塩分多すぎはNGです。
運動も必要です。ウォーキングやストレッチは有酸素運動で血行もよくなり、ストレス発散にもなります。
長時間頑張る必要はなく、コツコツ続けることが大事です。安産で出産するためにもおすすめです。
サロンの妊婦さんもウォーキングをコツコツ続けられた方、毎日の日課に骨盤や肩甲骨のストレッチをされていた方は安産のご報告をいただいています。（サロンでストレッチ方法をお伝えしています）
サロンのケアでも、緩み過ぎた筋肉は引き締めていきます。余分な水分をだすサポートで水はけのよくなった筋肉は弾力がでて妊娠線もできにくくなります。
※運動はくれぐれも体調がすぐれない時、お腹の張りがあるときは無理をしないでくださいね。
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